妻からの気持ち

先日、夜勤から帰宅するとパソコンの上にのし袋が置かれていました。

蝶結びののし袋には『気持ちです。』の札が添えられ

中には5000円札1枚と小さな手紙が入っていました。

なぜ、気持ちが届いたのか

ことの発端はお盆直前

「お父さん入院したけど大丈夫だから気にすんな」

と、義父電話がかかってきたそうです。

 

当然妻は混乱。

実家に電話をしたら義母は聞いていなかったらしく大混乱。

朝ふらっとどこかに出て行ったらしい・・・

 

義父の話だと咳が止まらないからかかりつけ医でレントゲンを取ったら影が写り、

紹介状を書かれたのでそのまま病院にいったら検査入院になってしまったらしい。

 

とにかく大騒ぎで、結局義弟が入院手続きや検査内容を主治医に聞いてみんなに情報伝達。

状況が把握できたのは夜でした。

検査結果

検査結果が出たのは約2週間後。

 

状況はとても悪く、癌のステージ4。余命は約1年。

しかし、肺・腎臓・脊髄・脳に転移が見られ特に脳の主要の位置が良くないとの結果でした。

また、糖尿病を発病しており使える抗がん剤の種類も限られるとのこと。

 

病院嫌いで「俺は長生きできないしする気もない」が口癖の義父でしたので、

健康診断をちゃんと受けていなかったのかもと妻は言っていましたが、聞いていないので実際のところはわかりません。

主治医もだんだん転移したのかもしれないし急に発達したのかもしれないとのことでした。

 

ただ、娘が産まれてから孫の為になのかどうかはわかりませんが、病院に通って糖尿病治療を開始したのだけは確かです。

私たちにできること

検査結果を聞いて落ち込む妻。

自分の父親の余命をいきなり聞かされたら誰でも落ち込みますよね。

 

日頃からお金がたまったら旅行でも連れていきたいと考えていた妻ですが、ゆっくりと考えている時間も無くなりました。

なにかできることないかと考えているときに入ってきた情報。

『秋田に癌に効く温泉がある』

 

調べてみたら本当にあるんですね、秋田県の玉川温泉。

北投石が近くで産出されこの北投石が癌の治療に良いとされ岩盤浴をしに全国から人が集まるようです。

しかし、シルバーウィークを利用して以降にも宿が取れない。

そして日帰りで行くには遠い。

 

悩んだ末、新潟県にも村杉温泉という温泉もラジウムを含む放射能泉で有名。

しかも、日帰りでも可能な距離ということもありシルバーウィークにいってきました。

 

もちろん思いで作りとかそういうものでなく

できるだけ長生きをしてもらいたい!これ以上腫瘍が悪化しないように!

家族旅行の第一弾。

 

その時に運転手や宿の手配などをしたお礼と手紙には書いてありました。

様々な思い

何かできることがあるか考えているとき妻はお金のことをとても気にしていました。

 

私からすればお金のことで何をそんなに悩んでいるか理解できませんでしたので、

「お金は貯金崩せば何でもできるでしょ?お金なんか気にしないで好きなことしなよ」

とだけ妻に話していました。

 

そもそも余命を宣告されてからお金が足かせになってやりたいことができないなんてなってほしくありません。

それに家は母子家庭で父親がいないので娘のおじいちゃんは1人なんです。

娘にもおじいちゃんとの思い出をたくさん持っていてもらいたいし、妻も親孝行をできるなら悩む必要はありません。

 

自分のやりたいと思ったことをすればいい。後悔だけはダメ。

偉そうなことを言ってるけど・・・

偉そうなことを言っていますが私は旦那としては失格なんですよね。

 

私は体が弱いというか結構神経質なので睡眠をしっかりとらないと体調をすぐ崩します。

なのでいまだに夜子供と同じ部屋に寝ていません。

もちろん妻もそのことを知っているので、子供と家に帰ってくる前から妻には一緒の部屋に寝なくても大丈夫と言われていました。

なかなか子供と同じ部屋に寝ない父親っていないよね?自分でもそう思う。

 

小遣いも少し減らしましたが釣り道具など好きなものを購入しています。

妻はどうなんだろう?

育児休暇を取っている間も小遣い私を同じ分取っておきなよとは言ってありましたが、ちゃんと取っているかは不明。

妻のことだから家計が苦しいと小遣い減らしていたんだろうなと思います。

 

なので、貯金一部は妻の小遣い未払い分もあるはずなんです。

そのお金を今必要な時に使うのためらっていたらダメだとおもうんですよね。

夫婦生活で思うこと

好きなことを自由にやっている私ですが夫婦の関係はたぶん問題ありません。

とても気難しい妻なので口論もよくあるのですが、なんだかんだうまくいっているんです。

 

昔妻にこういわれたことがあります。

「別に子供の為に結婚したわけじゃないし、子供が産まれなかったら二人で老後に貯まったお金で旅行でもして子供以外の思い出をたくさん作ったらいいじゃない」という言葉に助けられた。

不育症で子供を出産するのが難しいかもしれないと言われた時、離婚されたらどうしようかと悩んでいるときに私が行ったそうです。

えぇ、私あんまりその記憶ありません!何気なく言っていた言葉なんです。

 

もちろん、妻のことを全く考えていないわけではありません。

言葉や態度で表していませんが感謝していますし考えています。

日頃から相手のことを想っていれば何気ない言葉にも力が込められるんだなと思いました。

 

そういうのが積み重なって夫婦の絆は強まっていくのかなと感じます。

これから

義父は抗がん剤治療を始めています。

今のところ副作用はほぼなく安定しているので一安心しています。

 

今回、第一弾の家族旅行に行きましたが妻と今から第2回の計画を立てています。

 

旅行や観光の計画って行ってもいないのにすごく楽しいですよね。

妻には楽しいことをたくさん考えて、できるだけ負担を無くしてもらいたい。

これからきっと大変になってくるだろうけど支えになっていこうと思います。

 

どれ、この気持ちともらったお金。

気持ちがこもりすぎて釣り道具にさすがに使えないな・・・・

今度娘を保育園に預けて2人で美味しいものでも食べに行こう。